(1)本研究は、国際政治における欧州と東アジアの地域統合ないし地域協力を、規範、安全保障、国境、人の移動をテーマとして研究を進めるものである。具体的には、 1)国際政治における地域統合の理論研究(山本吉宣代表)、 2)拡大EC/EUの地域統合の課題と問題点(押村高・羽場久美子代表)、 3)東アジアの地域協力関係、地域統合の実証研究(高木誠一郎代表)、 4)人の移動に関するヨーロッパとアジアの比較研究(手塚和彰代表)、 5)全体の相互検討と問題点・課題の抽出・政策提言の積み上げ、など、以上の5点を軸に研究会と国際会議を継続・開催する。 (2)基本研究構想は以下の点に集約できる。A)ヨーロッパとアジアの地域統合に関する比較研究、B)主権の重層化と変容に関する研究、C)国際政治の理論・機構・地域・規範などの多元的な研究と政策提言、D)日本の位置と役割、E)学術会議や欧州代表部、各学会との連携による研究、など。
|