研究課題/領域番号 |
20252009
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山田 洋子 京都大学, 教育学研究科, 教授 (20123341)
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研究分担者 |
戸田 有一 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (70243376)
河原 紀子 共立女子大学, 家政学部, 講師 (90367087)
藤野 友紀 札幌学院大学, 人文学部, 准教授 (60322781)
矢守 克也 京都大学, 防災研究所, 教授 (80231679)
伊藤 哲司 茨城大学, 人文学部, 教授 (70250975)
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キーワード | 生涯発達心理学 / ナラティヴ / フィールド / 多文化 / 対話 / ケア / 小児看護 / 教育方法 |
研究概要 |
『国際コラボレーション・プロジェクト』と『学際コラボレーション・プロジェクト』の2つの多文化横断プロジェクトを実施した。 『国際コラボレーション・プロジェクト』では、<対話的教育法のプログラム開発C>として「ハノイ・プロジェクト」を実施した。12月下旬に、ベトナム社会科学院・東北アジア研究所にて「生涯発達心理学×小児看護学×社会心理学」による国際シンポジウム「心理学、ケア、文化-ベトナムと日本」の開催およびフィールドワークを行った。シンポジウムでは、山田洋子が「生涯発達心理学のモデル」を、筒井真優美が「日本における子どもと家族の看護」を、伊藤哲司が「ハノイの路地のエスノグラフィー」を報告した。ベトナム側からも各専門の第一人者の研究者から報告を受けた。フィールドワークでは、日本語を学ぶ大学生と旧市街地を散策したり、国立小児病院やハノイ大学での日本語教育の授業、バクニン省の保育園や幼稚園を見学するなど、様々な多文化交流を実施した。これらを総合し、多声的ナラティヴの実践から個別フィールドを横断する「多文化ナラティヴ」を探究した。また、次年度にシカゴで計画している<対話的教育法のプログラム開発D>について具体的に企画を検討した。 『学際コラボレーション・プロジェクト』では、<協働の学びプロジェクト-ナラティヴ・データ分析合宿>と<多声発信プロジェクト>を実施した。<ナラティヴ・データ分析合宿>では、研究の悩みを分かちあうナラティヴセッション、ロールプレイ形式のナラティヴスーパーヴィジョン、アズ・イフセッション、ゲーミングセッション、ナラティヴ研究者として語りを紡ぐセッションなどを行い、ナラティヴの聴き方や語り方に関する協働の学びを行った。<多声発信プロジェクト>では、学会でのワークショップを企画して情報発信および議論の場を生成し、電子媒体を通じて常時企画などの情報発信を積極的に行った。
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