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2010 年度 実績報告書

ハワイ高高度施設から探す木星磁気圏におけるリコネクションの証拠

研究課題

研究課題/領域番号 20253007
研究機関独立行政法人宇宙航空研究開発機構

研究代表者

佐藤 毅彦  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (10297632)

研究分担者 藤本 正樹  独立行政法人宇宙航空研究開発機構, 宇宙科学研究所, 教授 (30242811)
坂野井 健  東北大学, 理学研究科, 助教 (80271857)
キーワード木星磁気圏 / オーロラ / 太陽風 / リコネクション / 赤外線
研究概要

本研究のデータ取得を支えるのは、赤外線カメラと、それを装着し連続モニター観測するためのマウナケア山頂(赤外線に対する大気条件が優れている)望遠鏡である。赤外線カメラは前年度までに製作を完了しており、今年度前半は電気系の調整作業をおこなった。その完了後、輸出許可手続きをとり、2010年11月、許可を得てハワイへ輸送することができた。
一方の、ハワイ大学のHoku Kea望遠鏡(マウナケア山頂、口径90cm)は2010年3月にようやくメーカーより納入されその後、現地担当者David Jamesらにより光学系および機械系の調整が行われた。2010年9月にはカメラ装着前の準備作業、11月にはカメラを装着してのテスト観測と、二度にわたり渡米し天文台を訪れ作業を実施した。残念ながら望遠鏡の調整に不十分な部分が残り、今年度の本格的観測はできなかった。JAXAとハワイ大学はLetter of Agreementを正式に取り交わし、2011年以降も木星観測シーズン毎に本研究のための連続モニター観測(およそ一カ月)を行うことで合意している。本研究により、データ取得・情報抽出のための複雑なステップを完了することができたので、これ以降が本格的な研究の推進となる。なお、太陽活動は2010年後半から急激に活発さを増しており、これから強い惑星間衝撃波や磁気リコネクションの引き金となるような惑星間磁場が発生すると予想されている。本研究で製作した赤外線カメラの活躍が期待される。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] IRTF/SpeXを用いた木星成層圏ヘイズの緯度分布構造2010

    • 著者名/発表者名
      佐藤隆雄・佐藤毅彦・笠羽康正
    • 学会等名
      第11回惑星圏研究会
    • 発表場所
      東北大学(宮城県仙台市)
    • 年月日
      2010-03-16

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公開日: 2012-07-19  

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