研究概要 |
(1)構造物の被害状況調査 スマトラ島バンダアチェ~ムラボー間の当該構造物(橋梁,モスク)の損傷程度を調査する.具体的には,まず構造物種別,規模別の津波高さと損傷度の関係を明らかにする.ついで,代表的構造物部材(例えば,桁,橋脚,基礎)ごとの詳細調査を実施し,その損傷度を厳密に分析するとともに,設計者に対してヒヤリング調査を行う (2)津波被害分析 詳細分析として,現地の地形および水深測量データを用いて津波遡上解析から津波高さ,流速の推定を行う.これらの推定値を用いて,現在開発中の粒子法に基づく詳細解析により,構造物の損傷程度,桁移動量の比較を行い,その損傷メカニズムを推定する,最後に代表的橋梁モデルに対して津波を孤立波として作用させる模型実験により,構造物への作用力,構造物の抵抗力を求める
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