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2009 年度 実績報告書

中国型の居住空間計画技術の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20254004
研究機関岡山理科大学

研究代表者

宗本 順三  岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (60219863)

研究分担者 鉾井 修一  京都大学, 工学研究科, 教授 (80111938)
吉田 哲  京都大学, 工学研究科, 准教授 (10293888)
松下 大輔  岡山理科大学, 総合情報学部, 准教授 (90372565)
唐 [ペン]  岡山理科大学, 総合情報学部, 講師 (40378815)
キーワード都市化 / 中国 / 居住地環境 / 設計技術 / 環境共生
研究概要

平成21年度は「都市化による周辺地区を含めて住空間の形成過程」「供給された住宅団地の空間計画の変遷」「環境共生の建築工法」、及び「室外熱環境とエネルギーの消費」「居住者の生活行動」の5分野に対して、前年の調査の解析を平行しておこなった。これらの成果は膨大なもので、中間報告書として纏め3月13日に京都大学で中間報告会を開催した。21年度の5分野の成果を、蘇南都市近郊地区における環境共生集合住宅の計画技術の開発に繰り込むために、まず、「都市化による都市の拡大過程と住空間の形成過程」(担当:宗本、吉田;中国側の協力者、東南大学:王建国教授、合肥工業大学:蘇継会教授)では、中国の多くの地域で起こっている都市化のメカニズムは、各地方には地方政府と呼ばれる自治体の行政機関が、それぞれ積極的に住宅地や工場団地、業務地を開発し、用地を供給している実体を調査によって明らかにした。次に、「供給された住宅団地の空間計画の変遷」(担当:宗本、吉田:中国側の協力者、東南大学:唐準教授、合肥工業大学:周教授)では、初期に供給された集合住宅の平面・規模、内装計画、外観デザイン、団地計画等から急速に計画方法が変化していることを捉えた。「環境共生の建築工法」(担当:宗本、吉田:中国側の協力者、東南大学:張教授、合肥工業大学:蘇継会教授)では、この地域の特性に適応する建築材料、蘇南に適応する建築形式や工法変遷と実験住宅で行った工法についてデータを調査した。「室外熱環境とエネルギー消費の調査」担当:鉾井;中国側の協力者、東南大学:傅秀章教授)では、室外温熱環境の改善に関する技術の研究、集合住宅地における冷暖房、炊事、入浴等のエネルギー消費の実態調査を行った。「居住者の生活行動」(担当;松下、唐;中国側の協力者、東南大学:銭強教授;合肥工業大学:馮四清教授)では、中国では戸籍によって「都市の居民」と「農民」を区分しているが、都市近郊地区に居住している「都市の居民」と「農民」の住宅地内の行動調査(日常の買い物行動など)を行い、住民の属性と行動をアンケートから調査した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 脳波解析法を用いた水景空間と非水景空間の比較研究-中国の住宅団地の外構に対する視聴覚実験による脳波計測-2010

    • 著者名/発表者名
      李早, 宗本順三
    • 雑誌名

      日本建築学会計画系論文集 第75巻

      ページ: 67-74

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 水景/非水景の写真画像とその呈示及びα波測定法について 中国の住宅団地における水景施設での行動の研究 その52009

    • 著者名/発表者名
      大原洸・李早・宗本順三・林暁恵・田中裕輔
    • 雑誌名

      日本建築学会大会梗概集 E-1分冊

      ページ: 843-844

  • [雑誌論文] 水景/非水景写真画像に対する脳の各測定部位の賦活状態について 中国の件宅団地における水景施設での行動の研究 その62009

    • 著者名/発表者名
      田中裕輔・李早・宗本順三・大原洸・林暁恵
    • 雑誌名

      日本建築学会大会梗概集 E-1分冊

      ページ: 845-846

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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