研究課題/領域番号 |
20255010
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
小杉 緑子 京都大学, 農学研究科, 助教 (90293919)
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研究分担者 |
中路 達郎 北海道大学, フィールド研究センター, 助教 (40391130)
高梨 聡 森林総合研究所, 気象環境研究領域, 研究員 (90423011)
田中 克典 海洋研究開発機構, 地球環境フロンティア研究センター, 主任研究員 (80344274)
野口 正二 森林総合研究所, 東北支所, 主任研究員 (90343780)
山下 多聞 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (30263510)
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キーワード | CO2フラックス / 蒸発散 / 個葉ガス交換 / CH4フラックス / N2Oフラックス / BVOCフラックス / 分光植生指標 / 炭素動態 |
研究概要 |
本研究は、樹冠空間および土壌圏を含む森林全体としての一東南アジア熱帯雨林が、二酸化炭素(CO2)、水蒸気(H2O)、メタン(CH4)、亜酸化窒素(N2O)、生物起源揮発性有機化合物(BVOC)などの温室効果ガスおよび大気化学に影響力をもつガス態物質のシンク/ソースとしてどのように機能しているのかを、ガス交換の地上観測に基づいて評価することを目的として海外調査研究を進めている。研究体制として2つの基盤と12の研究テーマを設定している。研究の遂行にあたって、初年度はまず2つの基盤について現地カウンターパートとも十分協議を行い万全の体制を整えた。また取り組むべき先端課題として12の研究テーマを設定しているが、テーマ間の観測プランを再点検し相互に十分連動させるための相互プラン調整を行った。本年度は計6回のべ26人が現地調査に参加し概ね2、3回の集中観測の機会を持つとともに現地基盤の維持に努めた。特にテーマ12については、測定システムの確立・現場設置・テスト走行および分光データ処理方法の検討と確立を行った。テーマ1およびテーマ4に関連した成果を国際誌に公表した。
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