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2008 年度 実績報告書

インドネシア西ジャワ農村部における地域の持続可能性と健康

研究課題

研究課題/領域番号 20256002
応募区分海外学術
研究機関東京大学

研究代表者

渡辺 知保  東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70220902)

研究分担者 有薗 幸司  熊本県立大学, 環境共生学部, 教授 (70128148)
関山 牧子  東京大学, サステイナビリティ学連携研究機構, 特任教員 (90396896)
新村 哲夫  富山県衛生研究所, 環境保健部, 副主幹研究員 (80360808)
吉永 淳  東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 准教授 (70222396)
梅崎 昌裕  東京大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (30292725)
キーワードアジア開発途上国 / 持続可能性 / 化学物質曝露 / 慢性疾患 / 重金属 / 有機リン酸系化合物 / 健康調
研究概要

1.2008年8月~9月にかけて,渡辺および大学院生1名が,カウンターパートのパジャジャラン大学生態学研究所を訪問するとともに,同大学の研究者とともに調査対象とするインドネシア西ジャワ農村部(2集落)を訪問し,予備的調査を実施した.この中で,同研究所における環境化学物質の測定の実情について担当者と意見交換した.農村部においては,住民から属性情報の収集を行うと共に,身体活動量の測定ならびに尿試料(ホルモン分析を目的とする)を学童(30名,2週間)を対象に実施した.これまでの成人の活動量調査と併せて解析を行う,農村部への化学物質のフローの状況を知るため,世帯レベルでのモノの移動の実態を把握する量的調査を実施した.この結果,農村部の一般世帯においても,食品包装用などにプラスティックが頻繁に使用されていること,プラスティックや金属についてはリサイクルを行う商売がすでに浸透し,利用されていることが判明した.
2.生体試料を用いた曝露評価:ICP-MSにより,成人尿中の元素測定を行い,過去に収集されているアジア諸国のデータとの比較検討も実施した.西ジャワ地域の中では,集落差があるものの,対象とした重金属(Cd, As, Pb)による際だった汚染は見いだせなかった.ただし,Cdのように蓄積性の高い金属において,年齢との相関を示す集落とそうでない集落が存在することから,集落による曝露の"歴史"の違いがあるものと思われた,アルキルリン酸系農薬代謝産物については,新たなFPD-GCを導入し,測定の条件検討を行った.
3.人口について,州単位の衛生統計を入手し,西ジャワの疾病の概要を検討した.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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