研究課題
基盤研究(B)
本研究では、ネットワーク上で提供されるWebサービスを統合することで構成されるソフトウェアシステムをWebサービスウェアとして定義し、高信頼で効率的な開発技法を確立したフレームワークの提案を目標とする。本研究では、通信指向プログラミングモデルに基づき、コレオグラフィー(Choreography)の考え方からWebサービスウェアを定式化して、全体的な通信の状況を記述した大域記述に対して、分散環境への適合性、分散実行の自動化を示す。さらに、分散コンポーネントの検索、開発の効率化を図り、通信指向プログラミングにおける抽象モデルと具体コードの整合性を陽に示すことによって、Webサービスを最大限に活用したWebサービスウェアに対して、高信頼で効率的な開発のフレームワークを提案する。フレームワークは、抽象度の高い上流過程における整合性のとれたプログラムモデルの構築と抽象度の低いコーディングにおける整合性のとれたコンポーネント設計技法からなる。Webの分散実行を大域的に記述して、等価な分散記述を導出するエンドポイント射影を基本技術として、設計からコーディングまでの一貫性のあるWebシステムの構築手法を示すことで信頼性向上を目的とする。
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Post-proceedings of PLACES10, EPTCS 2011 (採録決定)
International Journal of Foundation of Computer Science (採録決定)
情報処理学会論文誌(トランザクション)プログラミング Vol.4, No.2,
ページ: 13-30
コンピュータソフトウェア 27(2)
ページ: 129-134
コンピュータソフトウェア 27(3)
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