研究分担者 |
馬場 健一 大阪大学, サイバーメディアセンター, 准教授 (60252722)
飯田 勝吉 東京工業大学, 学術国際情報センター, 准教授 (00332768)
宮田 高道 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助教 (90431999)
酒井 善則 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (70196054)
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研究概要 |
本研究は,大きく(1)仮収容の概念に基づくストリームの受付制御方式TACCSの多段リンクからなるネットワークモデル(以下DSドメインモデル)への拡張,(2)ストリームへの動的収容クラス割当方式DCAのDSドメインモデルへの拡張,(3)DCAとTACCSの統合運用特性に関する検討,(4)実験ネットワークによる特性評価,(5)実際のネットワークを使っての特性評価,の5段階,3カ年計画を予定している.本年度は,このうち(1),および(2)の一部を実施した. (1):仮収容の概念に基づくストリームの到着受付制御方式TACCSのDSドメインモデルへの拡張(平成20年度前半・後半) 新たな確率的輻輳フロー検出アルゴリズムの設計を行い,理論解析と共に,計算機シミュレーションを行い,その特性を導出した. (2)-前半:ストリームへの動的収容クラス割当方式DCAのDSドメインモデルへの拡張(平成20年度後半) エッジノードで輻輳が発生する場合には,輻輳状況がエッジノードで観測可能であるため,比較的容易に1リンクモデルからの拡張が可能と思われるが, 1リンクモデルとの違いとして,ボトルネックの輻輳情報を他のエッジノードに通知する際に生じる伝搬遅延が提案方式に及ぼす影響を検討する必要がある.そこで,計算機シミュレーションを行い,遅延の影響を導出した.
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