研究課題
1) 創発計算手法を用いたABM手法の開発:既存の社会システムシミュレーションを大量かつ容易に並列実行するためのアーキテクチャの設計を実施した。また、遺伝的アルゴリズムを用いたABM実行手法の開発化を行った。2) エージェント・インタラクション・モデルの開発:本研究項目では、通信ネットワークの構成法を例に、エージェント・インタラクションの効率を改善できるモデルを開発すると同時にアルゴリズムの開発・実装をはかった。3) 系統的なパラメタ探索手法の開発:社会シミュレータには、調整すべきパラメタ数が多い。この最適な値を探索することは、社会システムの制度設計につながる。これは悪構造の最適化問題であり、通常の方法では探索することは難しい。本項目では、遺伝的アルゴリズムに代表される進化計算手法を用いた。4) 妥当性検査手法の開発:シミュレータの構成要素がどのような影響を及ぼすかを調べるモデル・バリデーションの手法と、進化計算算法を用いてパラメタの感度分析を行う遺伝的妥当性検査手法を中心に手法を開発した。5) 社会・経済・組織問題へのABMの適用と評価:経済問題に関するABMモデル化や社会的インタラクション注目した研究を行った。また情報財の流通モデルやP2Pコミュニケーションの課題を中心にシミュレーション研究を行った。
すべて 2009 2008
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 8件) 学会発表 (7件)
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