研究課題
基盤研究(B)
本研究の目的は、音声の韻律的側面の知覚について人間が内的に行う処理を模擬した計算アルゴリズムを構築し、それを利用して第二言語習得を支援することである。より具体的には、リズムやテンポなどの時間構造と基本周波数の時間変化パターンを対象に、学習者の発話の良し悪しを客観的に評価するしくみを提供する。本研究では、先行研究で得た時間構造検出モデルを用い、これに基本周波数と時間との相互作用の部分を加えた言語非依存の(1)心理物理モデルを構築する。並行して、各言語に固有の韻律知覚特性、時間的側面であればリズムの単位など、を記述した(2)言語適応モデルを構築する。以上を統合して人に代わって音声の韻律の良し悪しを判断する(3)客観評価モデルを作る。さらに、第二言語習得における効果を明らかにするため、言語学習場面における実験によって(4)モデルの実証を行う。
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