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2009 年度 実績報告書

利用者ニーズに適合した公共図書館サービスモデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 20300087
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

田村 俊作  慶應義塾大学, 文学部, 教授 (70129534)

キーワード情報図書館学 / 公共図書館 / ビジネス支援サービス
研究概要

本研究の目的は、公共図書館の利用者、サービス実施の際の連携機関の関係者、および図書館員に対するインタビュー調査によって、新規サービスが創出した価値が人々に共有されるための条件を明確にし、モデル化する、さらに、サービスを実施している公共図書館に対する質問紙調査により、モデルの有効性と適用可能性を検証することである。対象とするのは公共図書館のビジネス支援サービスである。調査においては、長期的視野に立った図書館事例研究として、以前に調査した図書館に対し繰り返しインタビューを中心とした訪問調査を実施している。本年度は、昨年度の調査実施館に対して中間報告を行い、調査を取りまとめた。また、以前に調査した1図書館を対象に訪問調査を実施し、図書館の視察、図書館員・利用者・連携機関の関係者に対するインタビューを実施し、その結果を中間報告の後、取りまとめた。調査結果は質的データ分析ソフトAtlas-tiを用いて分析している。また、前回調査の結果と比較すると共に、前回からの変化を観察し、サービスの変化要因を探った。調査からは、時間の経過とともにサービスが拡大し、それに伴い実施体制が整備され、図書館員・利用者・関係者の認識、利用者の図書館との関わりが変化していること、利用者間に自立的な連携組織が形成され、成長していること、ただし、価値の共有という点では課題が残ることが明らかになった。さらに、次年度に予定している質問紙調査の準備を進めた。また、研究打合せを9回行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2009 その他

すべて 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 公共図書館の付加価値サービスの構築を目指して:サービスの意義と要件を考える2009

    • 著者名/発表者名
      田村俊作
    • 学会等名
      平成21年度北日本図書館連盟研究協議会・第33回秋田県図書館大会
    • 発表場所
      秋田県立図書館(秋田県)
    • 年月日
      2009-10-09
  • [学会発表] 公共図書館におけるビジネス支援サービスの有用性:日常業務遂行のために用いる利用者が持つ期待と実際の評価2009

    • 著者名/発表者名
      越塚美加
    • 学会等名
      2009年日本図書館情報学会春季研究集会
    • 発表場所
      駿河台大学(埼玉県)
    • 年月日
      2009-05-23
  • [備考]

    • URL

      http://www.slis.keio.ac.jp/~tamaran/research/bizlib/index.html

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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