皮質脊髄(CS)スライス共培養系におけるCS投射の腹側からのシナプス除去と軸索撤退に退縮、軸索自切、変性の3種類があり、様態が詳細に記載された。シナプス除去はシナプス後部のGluN2B-NMDA受容体に依存的であり、これはCa流入量の差ではなく、下流シグナル伝達系の差による。In vivoにおいて、C7単一髄節を支配するCS細胞がP7には運動関連皮質に広く分布しているがP56にはその密度が低下し、これは細胞死ではなく軸索除去によるものである。四肢筋を支配する運動ニューロンに限りP7においてはCS入力を直接受ける。
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