研究概要 |
我々は、『可変型遺伝子トラップ法』開発し、データベース『EGTC』(Database for the Exchangeab le Gene Trap clones)を構築し、全世界に公開している。本研究は、EGTCに登録し、マウスラインを樹立したクローンについて、トラップしたプロモーターの発現プロファイルを作成し、任意のノックインマウスを効率良く作製するためのプロモータートラップマウスライブラリーを構築することを目的としている。 平成20年度は、EGTCに登録している可変型遺伝子トラップクローンの中から、プロモータートラップタイプのベクターを用いていて、ベクター挿入部位がトラップした遺伝子のATGよりも上流であるクローンをリストアップした。ヘテロ接合体マウス(アダルト)の各種臓器のホールマウントX-gal染色を行ない、プロトコールを確立した。また、プロモーター活性を分かり易く示す画像取得方法を模索し、最終的に全ての臓器を1枚にまとめてデジタルカメラで撮影することに決定した。 以下に、平成20年度中にX-gal染色を行なったトラップマウスライン(合計22ライン)と、そのトラップした遺伝子を列記する。21-T3(Ehbp1),21-T175(Pus1),21-T73(RbPms),21-T62(Gzf1),21-T162(Tspan9),21-T180(0610007LO1Rik),21-T35(Pitpnc1),21-T152(Tect1),21-T222(Nln),21-T287(Sfxn1),21-T354(Pkig),21-T323(Alad),21-T242(Itpk1),21-T160(3110056003Rik),21-T288(Et14),21-T253(Mutyh),21-T299(Klf12),21-T519(Fryl),21-T327(Fblim1),21-T408(Gas5),21-T57(Fbxo17),21-W83(Epb4.111)。
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