研究課題/領域番号 |
20300180
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研究機関 | 東京工科大学 |
研究代表者 |
軽部 征夫 東京工科大学, 片柳研究所, 教授 (50089827)
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研究分担者 |
加藤 輝 東京工科大学, 応用生物学部, 准教授 (00367195)
苗村 潔 東京工科大学, 医療保健学部, 准教授 (90302752)
秋元 卓央 東京工科大学, 応用生物学部, 准教授 (90367194)
中村 秀明 東京工科大学, 応用生物学部, 講師 (40350508)
志水 美文 (下村 美文) 東京工科大学, 医療保健学部, 講師 (30396759)
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キーワード | バイオセンサー / 腫瘍マーカー / がん / グルコース / 表面プラズモン共鳴(SPR) / 手術 / 診断 |
研究概要 |
1.分子標的ペプチドを用いたマーカータンパク質検出用SPRセンサーの開発 腫瘍マーカー検出のモデルとして、プローブ型SPRセンサーを用いて血漿中のγGTPの検出を行った。また、分子量の異なるポリエチレングリコールを含む自己組織化単分子膜(SAM)試薬を用い、血漿中のタンパク質測定におけるブロッキングの効果を評価した。この結果、分子量が大きいポリエチレングリコール分子を含むSAM試薬を用いた場合ブロッキングの効果が高いことが分かった。 2.酵素反応を用いたグルコースなどの低分子マーカー用センサーの開発 これまでグルコース酸化酵素(GOD)とトリンダーズ試薬を組み合わせたグルコースの検出系において、血清中のグルコース検出の検討を続けてきた。最終的に、血清中の非特異吸着の影響を抑えた血清中グルコースの定量に成功した。 3.センサーの位置計測と画像情報への重畳表示システムの開発 センサーシステムの空間内位置を、手術中に撮影される画像と重ね合わせて表示できるように、目印となるマーカーを画像から自動的に抽出する方法を検討した。過去の臨床データを対象に、医師が画像を目で見て、手で選択したマーカー重心座標と制作したソフトウェアにより計算して求めたマーカー重心座標は、0.1mm程度しかずれなかった。
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