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2010 年度 実績報告書

転ばぬ先の杖は「転ぶ」こと?

研究課題

研究課題/領域番号 20300203
研究機関筑波大学

研究代表者

長谷川 聖修  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授 (10147126)

研究分担者 衣笠 隆  帝京平成大学, ヒューマンケア学部, 教授 (40110481)
木塚 朝博  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (30323281)
本谷 聡  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 講師 (90344879)
檜皮 貴子  駿河台大学, 現代文化学部, 講師 (50463948)
キーワード高齢者 / 転倒予防 / バランスボード / リズム体操
研究概要

研究の目的は、多様な外乱因子を含めた動的なバランス運動「遊び」に関るプログラムを体系的に開発し,高齢者がアクティブなライフスタイルを確立することによる動的バランス能力や不安定な環境時の身体動作の改善等に関する効果を検証することであった。
1.転倒予防教室における指導実践と指導記録
22年度は、これまでのjpクッション、Gボールに加えて、バランスボードを用いた運動プログラムを開発した。トレーニングのように安定姿勢を求めるのではなく、左右・前後に板を傾けて床に触れる(音を出す)課題を音楽リズムに合わせて行う体操を考案し、定期的に高齢者への指導を展開した。インタビュー調査も行い、内容については高い評価を得ることができた。活動状況もビデオに記録した。
2.指導内容の質的評価
新たに開発したバランスポードプログラムの目的は、傾斜するボードに全身で対応する動作の習得と、このボード上から降りる課題を繰り返すことで、実際にバランスを崩したときに「とっさの一歩」がスムースにできることの2点であった。これを評価する方法として、直立姿勢後、ゆっくりと前傾姿勢を取ると、足元のボードが前傾し、安全な範囲で前方に倒れる状況を誘発する装置を設定した。この時に出る一歩に着目して、転倒予防動作の質的評価のひとつとした。
3.動作解析
体操指導の効果を見る観点から、メトロノーム音(3種類のテンポ)に合わせて、ボード上で左右と前後に傾く姿勢をビデオで撮影し、体操指導前後で、音と動作の同調度と傾斜したボードに対応した動作の習熟について解析した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2010

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 「とっさの一歩」を引き出すための転倒予防体操試案2010

    • 著者名/発表者名
      檜皮貴子, 田村元延, 高橋靖彦, 堀場みのり, 深瀬友香子, 本谷聡, 長谷川聖修
    • 学会等名
      日本体操学会第10回大会
    • 発表場所
      日本体育大学
    • 年月日
      2010-12-11
  • [学会発表] 高齢者の転倒予防運動における体操指導について-先行研究の問題点に着目して-2010

    • 著者名/発表者名
      檜皮貴子, 深瀬友香子, 長谷川聖修
    • 学会等名
      日本体育学会61回大会
    • 発表場所
      中京大学
    • 年月日
      2010-09-08

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公開日: 2012-07-19  

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