研究課題/領域番号 |
20300204
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
森 司朗 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (80200369)
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研究分担者 |
杉原 隆 十文字学園女子大学, 人間生活学部・児童幼児教育学科, 教授 (60015724)
吉田 伊津美 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30335955)
筒井 清次郎 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00175465)
鈴木 康弘 常磐短期大学, 幼児教育保育学科, 准教授 (50298296)
中本 浩揮 鹿屋体育大学, 体育学部, 講師 (10423732)
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キーワード | 幼児 / 運動能力 / 時代推移 / 運動パターン / 幼児運動能力判定基準表 / 運動発達 / 観察 |
研究概要 |
前年度に収集された幼児の運動能力のデータを分析し、最新の幼児運動能力判定基準表の作成を行い、さらに、昭和41年以降の時代推移の結果と今回の調査結果を比較し、これまでの時代推移と対応させて現代の幼児の運動発達の傾向を明らかにした。その結果、運動能力の全体的発達傾向としては直線傾向を示し、ほとんどの種目で男児のほうが女児よりも優れた結果を示していた。時代推移に関しては、2002年の前回との比較ではほとんど変化しておらず、安定した傾向を示していた。 さらに、子どもの運動能力の低下は、走る速さや投げる力、遠くへ跳ぶ距離のような量的側面の低下だけでなく、様々な運動パターン(動き)の獲得である質的な低下にも大きな関連があると考えられるため、幼児の運動パターンの出現頻度と広がりに関しても調査を行った。幼児の動きの観察に関しては、調査の承諾を得た幼稚園2園と保育所1園の計3園を対象園とし、各園で運動能力を測定後、その園・所で運動能力の高い幼児と低い幼児を対象に自由遊びの時間(15分)での身体活動の様子をのべ5日間をビデオで撮影を行った。自由遊びで観察された運動能力の高い幼児・低い幼児それぞれの動きに関しては、体育科学センター(石河ら,1980)が作成した運動パターンの分類などを参考に分類表を作成し、その分類に従い獲得されている幼児の運動パターンの分析を行い、運動能力の発達との関連について検討した。分析に関しては、研究者たちが研究補助者に分析方法を指導して分析を行う方法でおこなった。その結果、運動能力の高い幼児と低い幼児では自由遊びの時間中に生じる運動パターンの出現頻度や広がりに違いが認められた。
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