研究課題/領域番号 |
20300204
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研究機関 | 鹿屋体育大学 |
研究代表者 |
森 司朗 鹿屋体育大学, 体育学部, 教授 (80200369)
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研究分担者 |
杉原 隆 十文字学園女子大学, 人間生活学部・児童幼児教育学科, 特任教授 (60015724)
吉田 伊津美 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (30335955)
筒井 清次郎 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (00175465)
鈴木 康弘 常磐短期大学, 幼児教育保育学科, 准教授 (50298296)
中本 浩揮 鹿屋体育大学, 体育学部, 講師 (10423732)
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キーワード | 幼児 / 運動能力 / 基礎的運動パターン / 保育実践介入 / Web / 運動有能感 / 運動指導 / 運動発達 |
研究概要 |
本年度は、幼児の運動能力の発達の促進とともに、人格形成及び人間関係などの社会性の発達を含む全人的な発達へ繋がる実践介入の方略を試みることが目的であった。まず、前年度までに得られた運動能力と基礎的運動パターンの関連に関する分析結果に基づいて、運動指導の観点から運動発達を促進するため、子どもが自ら運動遊びを始められるようになるための具体的な指導の介入を保育現場でおこなうための計画を作成した。次いで、作成された保育実践介入の計画に基づき、幼稚園と保育園の2園に対して具体的な介入を行った。保育実践介入の指導に関しては、保育現場の保育者に対して、コンサルテーションの形式をとっておこなった。具体的には、保育を行う保育者に対して申請者らが2週間に一回程度で保育者と打ち合わせを6ヵ月行った。介入の効果を検討するため、介入前後で対象となった幼稚園の子ども達の運動能力、獲得された基礎的運動パターン及び人格形成に関連する運動有能感及び人間関係に関するソシオメトリーの変化を分析した。その結果、介入前後で両園とも有意に運動有能感が高くなった。また、運動能力の低かった幼児において、6か月の介入によって、日常の自由な遊びの中での基礎的運動パターンの数や出現の頻度が増加することが確認された。しかしながら、運動能力に関しては6カ月間では大きな有意な上昇は認められなかった。 さらに、今年度は本研究課題の最後の年度であったので、これまで得られた研究結果を総合的に考察し、全国的な規模で最近の幼児の運動能力の実態に関して報告書にまとめるとともに、これまで得られた研究成果に関するWebページ(http://youji-undou.nifs-k.ac.jp/)を開設した。
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