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2009 年度 実績報告書

競泳選手の水抵抗に影響を及ぼす人体の三次元形状、水中姿勢およびスイムスーツの特性

研究課題

研究課題/領域番号 20300211
研究機関日本体育大学

研究代表者

船渡 和男  日本体育大学, 体育学部, 教授 (60181442)

キーワード競泳 / 水抵抗 / 人体形状 / 三次元人体計測 / 速度曲線 / 身体体積 / 光計測 / 体分節
研究概要

競泳中に泳者によって生み出される水抵抗に影響を及ぼす競技者個々の特性としては、競技者の人体形状、水中でのフォームおよび競技者が着用するスイムスーツなどが挙げられることから、本研究では競泳選手によって生じる水抵抗に影響を及ぼす人体の三次元形状、水中姿勢、および着用するスイムスーツの特性について、レーザーシート光を用いた三次元人体形状測定装置、MRI、水中の動作分析および回流水槽による水抵抗値の実測などの具体的手法を用いて分析することにより、競泳競技の競技力向上に関する科学的エビデンスを得ることを目的とした。
本年度では、以下の2つに焦点をあてて研究を行うことを計画した。1)児童からトップ競泳選手までの三次元人体形状計測による全身および体分節に関する形状、体積および体表面積の発育による横断的変化、2)レベルの異なる競泳選手と一般成人の三次元人体形状と全身MRI計測による全身および体分節体積および質量の違いに関する検討
平成20年度で行った被験者を選択してレベルの異なる競泳選手と一般成人の三次元人体形状と全身MRI計測による全身および体分節体積および質量による身体パラメーターを計測した。またスイムスーツ種類の違いによる水抵抗値の違いをBLSによる人体形状推測と回流水槽あるいは牽引による実測値から比較検討した。さらに、これまでの身体三次元形状や水抵抗の違いが、実際の競泳動作中の移動速度の変動をもたらす影響を検討した。このことは、トップアスリートおよび目指す競技者の抵抗値におけるパラメーターの相違点を解明することにより、競技力向上につながる因子が明確となることが考えられる。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] The anthropometric characteristics of Japanese baseball and female softball players.2009

    • 著者名/発表者名
      Yanagisawa, 0., Maegawa, T, Funato, K
    • 雑誌名

      GAZZ MED ITALARCH ACI MED 168

      ページ: 11-21

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 子供の神経-筋調整機能評価の試み~バランス能力と基本的運動能力の測定~2009

    • 著者名/発表者名
      船渡和男, ほか
    • 雑誌名

      日本体育大学体育研究所雑誌 33

      ページ: 103-122

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 体操-伸腕屈身力倒立における動かす力、留める力-2009

    • 著者名/発表者名
      船渡和男、延国毅、水鳥寿思
    • 雑誌名

      体育の科学 59

      ページ: 408-414

  • [学会発表] Laser Beam Scanning Anthropometry for Determining Body Segment Parameters in Living Humans2009

    • 著者名/発表者名
      Kazuo Funato, Noriko Hakamada
    • 学会等名
      22th Congress of International Society of Biomechanics
    • 発表場所
      Cape Town, South Africa
    • 年月日
      20090700
  • [図書] 身体活動・運動と生活習慣病、身体活動の評価-Health-related fitnessの測定-2009

    • 著者名/発表者名
      船渡和男 (共著)
    • 総ページ数
      576
    • 出版者
      日本臨床社

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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