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2010 年度 実績報告書

二重標識水法によって求められた児童の身体活動レベルに及ぼす身体活動強度の影響

研究課題

研究課題/領域番号 20300219
研究機関同志社大学

研究代表者

石井 好二郎  同志社大学, スポーツ健康科学部, 教授 (30243520)

研究分担者 小澤 治夫  東海大学, 体育学部, 教授 (60360963)
鈴木 和弘  国際武道大学, 体育学部, 教授 (20327183)
平川 和文  神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (00093526)
海老根 直之  同志社大学, スポーツ健康科学部, 准教授 (30404370)
キーワード身体活動量 / エネルギー消費量 / 体重 / 小児 / 二重標識水 / 児童 / 肥満 / 体力
研究概要

ゴールデンスタンダードである二重標識水(DLW)法を用いて,都市部に居住する,同一人物の児童の5年生時と6年生時のエネルギー消費量を縦断的に検討した。男子(n=13)のエネルギー消費量は5年生時2085±288kcalから,6年生時2253±265kcalへと有意(p<0.05)に上昇した。一方,女子(n=6)においては5年生時1724±223kcal,6年生時1833±231kcalであり,その差は有意ではなかった。当然ながら,体格(身長,体重,BMI)は男女共,5年生時に比べ6年生時に向上していた。したがって,女子のエネルギー消費量に上昇が認められなかった背景としては,身体活動量の低下が考えられる。
また,農漁村部(男子:n=20,女子:n=10)と都市部(男子:n=13,女子:n=8)の5年生児童のエネルギー消費量をDLWによって比較したところ,男子では差が見られなかったが(農漁村部:2012±238kcal,都市部:2085±288kcal),女子では有意(p<0.05)に都市部が低値を示した(農漁村部:1969±294kcal都市部:1709±222kcal)。しかしながら,歩数については男子では平日・週末とも,都市部の児童の方が高値を示した。すなわち,都市部の児童は,身体活動量(歩数)は多いものの強度が低く,その結果,エネルギー消費量では差がなかったものと考えられる。一方,女子の歩数は,平日では農漁村部と都市部とで差が見られないが,週末は都市部が高値を示した。この結果は,都市部の女児が週末に身体活動量(歩数)を増やしても,日常的な強度が低いため,エネルギー消費量が少ないことを示唆する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2011

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Relationship between energy expenditure estimated by doubly labeled water method and body composition, physical fitness in primary school children2011

    • 著者名/発表者名
      Nakae S, Yamada Y, Kimura M, Hirakawa K, Ishii K
    • 学会等名
      Inaugural International Academy of Sportology
    • 発表場所
      Juntendo University (Tokyo)
    • 年月日
      2011-03-05

URL: 

公開日: 2013-06-26  

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