| 研究概要 |
(1)出雲市佐田町における成人の健康調査の実施
平成20年度には、出雲市佐田町住民(約800名)において、成人の健康調査を実施した。
(2)雲南市掛合地区、三刀屋、さらに出雲市佐田町における成人の健康調査の解析
平成18-20年度に行った健診成績(2000人)について断面的な解析を行うとともに、20年前の健診を受診した約700名(掛合)については、1987年以後20年間の追跡調査の対象として経時的解析を行った。食事習慣や栄養調査の結果とメタボリックシンドローム関連項目(BMI,HbA1c,インスリン、レムナントリポ蛋白、酸化LDLなど)について、危険因子の年次的推移の追跡調査を含めて測定と解析を行った。また、生活習慣、家庭内における役割、社会活動やストレス、生活満足度との認知機能、あるいは、生活習慣病の危険因子との相関などについて、追跡調査および解析を行った。
(2)20年前の健診データ(栄養調査を含む)の入力
雲南市掛合町で、1983-87年にかけて島根医科大学が自治体のスタッフの協力をえて行われた健診の成績について、データベースへの入力作業をすすめた。
(3)雲南市基本健診・介護保険認定データの追跡調査と解析
雲南市掛合町で20年前から昨年まで行われてきた基本健診のデータを市健康福祉部、および保健師の協力のもとで追跡調査を行い、生活習慣病の発症調査、転記調査をすすめている。
(4)遺伝子多型解析
平成18-20年度の健診でえらえたDNAについて、生活習慣病に関連した候補遺伝子を取り上げ、遺伝子多型の解析をすすめているところである。
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