研究課題/領域番号 |
20300222
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
竹内 裕之 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 教授 (00348129)
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研究分担者 |
倉林 正彦 群馬大学, 医学系研究科, 教授 (00215047)
児玉 直樹 高崎健康福祉大学, 健康福祉学部, 講師 (50383146)
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キーワード | 健康データマイニング / 特定保健指導 / 生活習慣病予防 / インターネット / 時系列データ解析 |
研究概要 |
本研究で開発するシステムは、生活習慣病予防のために日常の生活習慣と健康に関するデータを個人毎に時系列的に蓄積し、データ解析(健康データマイニングと呼ぶ)により両者の間に潜むその人固有の相関ルールを抽出して特定保健指導に資する情報を得ることを目的としている。 本年度はすでにスタートしている特定健診・保健指導を意識し、当初の計画では21年度に開発予定であったパソコンからシステムへのアクセスを可能とした。これにより、携帯電話もしくはパソコン経由で蓄積したデータの統計グラフや健康データマイニングにより抽出したルールをパソコン上で表示・参照できるようになり、特定保健指導支援を行う基盤技術が確立した。特定保健指導を行う管理栄養士等は、開発した管理者用システムを用いてパソコン上で指導対象者の統計データや相関ルールをインターネット経由で参照でき、指導コメントを直接入力して対象者に返すことができる。また、指導対象者は携帯電話、パソコンどちらからでも日常のデータを蓄積でき、個人管理用システムにログインして自身のデータの統計グラフ表示や、相関ルール、指導コメントをいつでも参照することができる。 この成果をベースにして、次年度は20年度に開発予定していたデータ欠損がある場合の処理方法および使い勝手に関する課題を解決して、最終年度のフィールドテストに繋げていく予定である。特に、データ欠損に関しては、フィールドテストで発生することが予想される様々なパターンを想定し、データの処理条件を柔軟に変えられるソフトを開発する。
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