本プロジェクトに関連してすでに活動を開始している「自然体験学習実践研究会」に自然保護教育や自然体験キャンプなどで取り組まれてきた手法を積極的に位置づけ、その評価を通して自然体験学習に関わる指導者養成のあり方を体系的に提起することを目標としている。 (1)中間報告書で提示された自然体験学習系環境教育の指導者養成カリキュラムの策定に関する研究の成果を踏まえて、(2)カリキュラム策定の前提となる科学教育との融合化を自然保護教育で多く取り組まれてきた自然観察の手法と体験学習の方法との関係に焦点化して研究を深め、(3)日中韓3カ国指導者要請の追跡調査を行うことで、(4)自然体験学習の指導者養成システムに関する体系的・総合的な枠組みを提起する。
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