研究分担者 |
黒木 哲徳 南九州大学, 人間発達学部, 教授 (90022681)
三宅 正武 名古屋大学, 多元数理科学研究科, 教授 (70019496)
真島 秀行 お茶の水女子大学, 人間文化創成科学研究科, 教授 (50111456)
清水 美憲 筑波大学, 人間総合科学研究科, 教授 (90226259)
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研究概要 |
本研究は算数・数学教育に関わる教員が持つべき数学リテラシー像を策定し、それに基づく数学教員養成・研修カリキュラムを、現行カリキュラム調査を踏まえつつ具体化することを目的としている。 本年度はその最終年度として,次のような活動を行った。 1.リテラシー像の策定…昨年度よりこの具体像策定はカリキュラム構築と並行して行うこととし,南九州大学・京都大学数理解析研究所等での会合において,研究を深めた。しかし部分的な試案の提示に留まっており,全面的なリテラシー像の策定はなお将来の課題となった。 2.教員養成系大学・学部のカリキュラム調査…日本数学会教員養成系懇談会を中心とする調査に協力する形を取り,特に報告出版での財政的援助を行った。本年度は小学校教員向けカリキュラムを調査した。 3.教員養成カリキュラムモデルの構築…これも上述懇談会でのそれに協力する形で研究を進めた。また代表者の所属する椙山女学園大学教育学部での数学教育カリキュラム改革を実現公表した。これらの成果発表を日本数学会年会で行う予定であったが,震災のため発表が平成23年9月となり,そのため予算の一部を繰り越し,共同研究も継続した。 4.諸外国で進められている研究について文献を蒐集した。 5.名古屋大学で数学教育セミナーを引き続き計4回開催し,外部の講師を招いて情報交換を行うとともに,高等学校教員等現場の意見を聴取した。 6.本年度から公開研究集会「数学教育の会」主催者に研究分担者として加わって頂き,そこで研究テーマの一つとして数学教員養成を取り上げ,その中で研究成果の公開,一般からの意見聴取を行った。
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