研究概要 |
インドネシア マラン市内およびカンボジア プノンペン市内の小学校,中学校,高等学校,岡山県,愛媛県,大阪府の学校間の自然環境教育の連携に関する研究を実施した。さらに12月末にインドネシアマラン大学において,本研究の成果に関わるシンポジウムを開催した。 具体的には,小学校で,空気の性質しらべ,中学校における森の働き(森林土壌によるフルボ酸鉄の生成とその検出),高校における鉄分の抽出,電気伝導性プラスチックや蛍光物質などの物作りなどをテーマに授業実践をインドネシアやカンボジアで実施した。一方,岡山県の小学校,中学校,高校でガーナ,ナミビア,エチオピア,南アフリカ,インドネシア,カンボジアの教員が水溶液の見分け方や,季節と天体の動き,食べ物中のアルカリ分の測定など授業実践を行った。 日本,アジア,アフリカの自然環境を題材にした環境教育授業の交流を通し,相互の自然環境にたいした興味関心を高めるカリキュラムや人的交流拠点を作ることができた。以上について12月末にインドネシアで関係者による成果について,南アフリカ,インドネシア,日本の大学研究者によるシンポジウムを開催した。また成果については報告書に授業案,授業実践報告をまとめた。このまとめの中で授業に関わった児童や生徒に自然環境に関する興味関心を高める授業のあり方について多数の実践辞令を蓄積することができた。 今後の交流についても継続して行うことが確認できた。
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