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2009 年度 実績報告書

実践的指導力を育成する学部・大学院一貫の理科教員養成カリキュラムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 20300259
研究機関広島大学

研究代表者

磯崎 哲夫  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90243534)

研究分担者 林 武広  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50116646)
中條 和光  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90197632)
平野 俊英  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70325033)
三好 美織  福岡教育大学, 教育学部, 准教授 (80423482)
佐藤 崇之  弘前大学, 教育学部, 講師 (40403597)
キーワード教員養成教育 / 科学的リテラシー / 教師知識
研究概要

本年度は、1.諸外国の調査研究、2.教員養成教育における科学的教養、3.国際共同研究、として以下の研究を実施した。
イギリスの教員養成教育について、現地調査を行い具体的なシラバスを分析した。その結果、近年の学士課程卒業後教員養成課程は、そのカリキュラムが国の独立機関が示した基準に準拠していること、大学院修士課程との単位互換が可能とされていること、などが明らかとなった。また、アメリカでの教員養成教育に関する現地調査を行い、関係者に面接調査を実施した。その結果、教員養成教育も含め教育の質的向上にとって近年、教職開発学校の役割がより重要となっていることが明らかとなった。さらに、昨年度収集したフランスの教員採用試験問題の分析から、フランスの教員には、学習教導要領を理解し、教えるために必要とされる教科内容の知識を有していること、知識を総合化して考える能力、教えるテーマを分析し授業を構想する能力、プレゼンテーション能力などが必要とされていること、などが明らかとなった。
科学的リテラシーと教員意識に関して、教員養成教育段階の学生を対象にアンケート調査を実施した(現在、分析中)。また、日本の教師文化の一つである授業研究の意義について、具体的な事例を分析しながら、教育実習における模擬授業と批評会の質的向上ための導入について検討した。
フィンランドとの共同研究の予備調査として、教職経験年数の違う日本の中学校理科の教師3名を対象に教師知識に関するアンケート調査と面接調査を行った。その結果、教職経験により保持する理科教授の方針が異なることなどが明らかとなった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] フランスの義務教育段階における物質観の育成に関する考察2010

    • 著者名/発表者名
      三好美織
    • 雑誌名

      福岡教育大学紀要 59

      ページ: 無

  • [雑誌論文] 改めて考える「なぜ、理科を学ぶのか」―科学的リテラシーの育成の観点からの再考―2009

    • 著者名/発表者名
      磯崎哲夫
    • 雑誌名

      学校教育 1106

      ページ: 12-17

  • [雑誌論文] How do Japanese Teachers Examine and Improve Their Teaching? : The Case of jyugyoukenkyuu (Lesson Study)2009

    • 著者名/発表者名
      磯崎哲夫
    • 雑誌名

      The 10^<th> International Conference on Education Research

      ページ: 531-540

  • [学会発表] The School-Based Teacher Training for Improving Classroom Practice in Japan2009

    • 著者名/発表者名
      Tetsuo ISOZAKI
    • 学会等名
      CNUE 2009 International Conference on Education
    • 発表場所
      韓国・清州市
    • 年月日
      2009-10-31

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2014-05-20  

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