研究課題
基盤研究(B)
研究の目的は,日本の児童・生徒の推論の特徴や,理科教科書として顕在化している標準的な授業の流れを明らかにし,それらに基づいた理科授業モデルを提示するであった。TIMSS理科の論述式課題の回答分析や理科教科書の記述分析を行い,教科書の記述には「なぜ」のような科学の根源的な問いは少なく,観察や実験の結果から結論が決まりやすい問いが多いといった特徴が明らかになった。これらの知見に基づいて,児童・生徒が自ら結論を導きやすい問いの設定を中心とした理科の授業モデルを提示し,実践事例を示した。
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宮崎大学教育文化学部附属教育実践総合センター研究紀要
巻: 20 ページ: 169-183
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