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2008 年度 実績報告書

理科での持続可能な発展に関する教材の開発とそれを用いた科学的表現力の育成

研究課題

研究課題/領域番号 20300263
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

松原 静郎  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (50132692)

研究分担者 堀 哲夫  山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (30145106)
高橋 三男  東京高等工業専門学校, 物質工学科, 教授 (40197182)
キーワード自然科学教育 / 環境教育 / 科学と社会・文化 / 持続可能な発展 / 表現力 / 教材開発 / 実践研究 / 中・高等学校
研究概要

学習教材の開発、実践:中・高等学校理科における持続可能な発展の学習教材として、挿絵や図表を使って視覚に訴える形の水教材を試作した。これはまた、これまでに開発し実践してきた大気汚染対策教材と電気教材から抽出した、持続可能な発展の学習教材の枠組みに沿う形で作成した。大学での実践では、学習履歴シートの結果から学習前後の水に関する3文の内容が大きく変化していた。その一方、高等学校での実践結果からは、科学者や技術者の努力による科学技術の発達についての記述が全く見られないこと、利益と害の二面性を知るとともに総合的な判断の仕方を理解することに関して不十分であることがわかった。この結果を踏まえて改訂版を作成した。
レゴブロックによる表現:これまで表現力の育成として、実験レポートの書き方や、学習履歴シートにおける要約について検討してきた。それに続いて、レゴブロックを使って生徒が組み立てた構造物を図または絵、文章などで記録し、他の生徒がその記録から構造物を再現することによる表現力の育成を試みた。実践の結果、完成図といった全体像を把握できる情報とそれに部分的でより詳細な情報が補足されることで、より再現しやすい表現となることが示唆された。
外国での実践と共同研究:アジア諸国での経験から、その国、その学校の教育状況に合わせる修正がなされて学習教材が実践されたといえる。さらに協同研究を進める際に、学習履歴シートなど教育状況に依存する要素と、持続可能な発展の理念など依存しない要素に区別して対応する必要があると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 大気汚染対策教材のフィリピンでの実践2008

    • 著者名/発表者名
      寺谷章介, MANZANO, V. U., ANDAYA, C. V., BUQUERON, S. S., 松原静郎
    • 学会等名
      日本理科教育学会全国大会発表論文集
    • 発表場所
      福井大学文京キャンパス
    • 年月日
      20080900

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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