研究課題/領域番号 |
20300263
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研究機関 | 桐蔭横浜大学 |
研究代表者 |
松原 静郎 桐蔭横浜大学, スポーツ健康政策学部・スポーツ教育学科, 教授 (50132692)
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研究分担者 |
堀 哲夫 山梨大学, 教育人間学部, 教授 (30145106)
高橋 三男 東京高等工業専門学校, 物質工学科, 教授 (40197182)
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キーワード | 自然科学教育 / 環境教育 / 科学と社会・文化 / 接続可能な発展 / 表現力 / 教材開発 / 実践研究 / 中・高等学校 |
研究概要 |
外国での実践と協働研究:持続可能な発展の学習教材(以下、SD理科教材と記す)をフィリピンと韓国で実践してもらった。その際、扱う具体例を変更するなど国や学校の教育状況に対応した適切な修正がなされた。協働研究をしていくには、具体的な例を変更することは勧められ、SDの理念やSD理科教材の枠組みは残していくなど、確認が重要と考えられた。また、フィリピンでは、我々が教員や学生を対象に、SD理科教材の枠組みや定型文について説明し、定型文の具体的な利用として実験活動を実施する機会を得た。アンケートでは、枠組みや定型文についてフィリピンでも重要であるとする回答が多かった。 学習教材の開発、実践:中・高等学校理科におけるSD理科教材として、挿絵や図表を使って視覚に訴える形の水教材を開発、実践してきているが、前版の回答を分析し、SD理科教材の枠組みに沿う形にさらに改訂した。また、新学習指導要領中学校理科に加わったプラスチックに関する教材の開発を試みた。教材では、プラスチックの素材や廃プラスチック処理に関する資料を読み、プラスチックの利用について持続可能な社会の観点からも考えさせる。実践結果を踏まえて改訂版を作成した。 組み立てブロックを使った表現:活動後に、正確に伝えるための重要な点について話し合いをさせた。その結果、立体的な図や多方向からの図、色づけ、説明文、正確さの4項目があげられた。 実験等に関する試行:高精度でCO2濃度とO2濃度の時間変化を同時に計測できるCO2/O2計測システムを開発し、この計測システムを使った理科教育での実験例について報告した。
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