研究課題/領域番号 |
20300264
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
鈴木 栄幸 茨城大学, 人文学部, 教授 (20323199)
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研究分担者 |
舟生 日出男 広島大学, 工学研究科, 准教授 (20344830)
望月 俊男 専修大学, ネットワーク情報学部, 講師 (50379468)
久保田 善彦 上越教育大学, 学校教育学部, 准教授 (90432103)
藤原 康宏 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師 (30305338)
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キーワード | FD / 学習者状態把握 / 漫画ベース思考 / 授業評価 / 教師教育 |
研究概要 |
授業における学習者反応をあらかじめ予測するための支援手法として、漫画表現法を提案した。これは、授業計画に基づき、自身の授業における学習者の予測される反応を漫画の形式で表現するものである。漫画の登場人物のインタラクションの形で授業の流れを表現することで、授業者は、自分の授業における学習者の反応をよりリアルに予測できると期待される。本年度は、実験的な場面において、本手法の効果を検証した。その結果、漫画によって表現することで、授業の聞き手に対する把握(どんな受講者が存在するのか、受講者はどんな気持ちでいるのか、どんな背景をもつのか)が向上することが明らかになった。また、漫画表現を支援するシステムを授業改善に利用できるように改良した。この改良により、自身の授業計画の振り返りが容易となるとともに、教師集団の議論において想定された学習者の特徴や反応といったものを、漫画の登場人物として組み込んでいくことが容易となった。これらの機能は、インタフェースの評価が終わった段階である。また、漫画表現に基づく振り返りの結果を、授業案の修正に結びつけるための支援についても検討した。この結果、漫画と指導案の間を自由に行き来しながら考えることを可能とするような統合的機能の必要が明らかになった。今年度は、統合機能の仕様検討をおこない、外部仕様を決定した。
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