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2008 年度 実績報告書

協同参画型FDのための多声的授業計画・改善手法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20300264
研究機関茨城大学

研究代表者

鈴木 栄幸  茨城大学, 人文学部, 教授 (20323199)

研究分担者 舟生 日出男  広島大学, 工学研究科, 准教授 (20344830)
望月 俊男  専修大学, ネットワーク情報学部, 講師 (50379468)
久保田 善彦  上越教育大学, 学校教育学部, 准教授 (90432103)
藤原 康宏  岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 講師 (30305338)
キーワードFD / 学習者状態把握 / 漫画ベース思考 / 授業評価 / 教師教育
研究概要

授業における学習者反応をあらかじめ予測するための支援手法として、漫画表現法を提案した。これは、授業計画に基づき、自身の授業における学習者の予測される反応を漫画の形式で表現するものである。漫画の登場人物のインタラクションの形で授業の流れを表現することで、授業者は、自分の授業における学習者の反応をよりリアルに予測できると期待される。本年度は、実験的な場面において、本手法の効果を検証した。その結果、漫画によって表現することで、授業の聞き手に対する把握(どんな受講者が存在するのか、受講者はどんな気持ちでいるのか、どんな背景をもつのか)が向上することが明らかになった。また、漫画表現を支援するシステムを授業改善に利用できるように改良した。この改良により、自身の授業計画の振り返りが容易となるとともに、教師集団の議論において想定された学習者の特徴や反応といったものを、漫画の登場人物として組み込んでいくことが容易となった。これらの機能は、インタフェースの評価が終わった段階である。また、漫画表現に基づく振り返りの結果を、授業案の修正に結びつけるための支援についても検討した。この結果、漫画と指導案の間を自由に行き来しながら考えることを可能とするような統合的機能の必要が明らかになった。今年度は、統合機能の仕様検討をおこない、外部仕様を決定した。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008 その他

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (2件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 社会的ネットワーキングに着目したプレゼンテーション教育手法「マンガ表現法」の提案馬2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木栄幸・加藤浩
    • 雑誌名

      科学教育研究 Vol.33 No.3

      ページ: 196-215

    • 査読あり
  • [雑誌論文] マンガ表現法による社会的ネットワーキング訓練がプレゼンテーションメッセージの説得性に与える効果の検討2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木栄幸・加藤浩
    • 雑誌名

      メディア教育研究 Vol.5 No.2

      ページ: 137-144

    • 査読あり
  • [学会発表] プレゼンテーションの多声的生成を支援するマンガ表現法の拡張2009

    • 著者名/発表者名
      鈴木栄幸・舟生日出男・加藤浩
    • 学会等名
      電子情報通信学会教育工学研究会
    • 発表場所
      香川大学(香川)
    • 年月日
      2009-03-07
  • [学会発表] マンガ表現法がプレゼンテーションの説得性向上に与える効果の検討2008

    • 著者名/発表者名
      鈴木栄幸・加藤浩
    • 学会等名
      教育工学会第24回全国大会
    • 発表場所
      上越教育大学(新潟)
    • 年月日
      2008-10-11
  • [備考]

    • URL

      http://info.ibaraki.ac.jp/scripts/websearch/index.htm

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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