研究分担者 |
柴田 義孝 岩手県立大学, ソフトウエア情報学部, 教授 (80129791)
橋本 浩二 岩手県立大学, ソフトウエア情報学部, 准教授 (80305309)
渡邉 貴之 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (90326124)
湯瀬 裕昭 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (30240162)
佐藤 智子 静岡県立大学, 看護学部, 助教 (10336662)
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研究概要 |
フィジカルアセスメントの学習・指導には,言葉と身振りのみでは正確な表現・伝達が困難な内容が多くある.このことは,共有情報の同一性を保証してもなお解決されない,指示・応答情報の伝達に関する本質的な問題を含んでいる.一方,複雑な勤務体勢の臨床看護師の卒後学習では,学習者の都合に合わせて自宅や勤務先等で即時的かつ反復学習が必要である.また,国内には少ない有資格指導者の時間的制約を取り除くことも必要で,指導者学習者間の時間・空間の隔たりに起因して発生しうる課題の特定と克服方法の開発が必要となる. そこで,まず学習支援補助情報として,AR(Augmented Reality)を応用した客観的指標の提示による手技の学習支援システムを設計・試作し,データの取得とフィードバック情報の提示方法を研究し,「触診型動作の圧力情報の提示システム」,「打診型動作の加速度情報・圧力情報の提示システム」および「音情報による触診動作の圧力情報の提示システム」を試作した.さらにそれらを組み込んだ非同期型e-Learningシステムである「動作学習のための動画レポート作成・添削システム」の設計・開発と提案を行った. また,学習者,指導者および学習支援者の3者それぞれの立場からの学習対象の根源的・普遍的な認識を目的として,UML(Unified Modeling Language)によるフィジカルアセスメントのモデル化を試みた.さらに,学習体系全体の把握と学習コースの選定を主たる目的として学習体系のモデル化も試みた.これにより,全体系の網羅性の保証と支援システムの視点からの明確化とそのデータの蓄積と学習コースの自動生成も企図している.
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