研究分担者 |
松浦 博 静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (60451085)
渡邉 貴之 静岡県立大学, 経営情報学部, 准教授 (90326124)
岡本 恵理 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20307656)
福田 宏 北里大学, 一般教育学部, 准教授 (70238484)
葛岡 英明 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (10241796)
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研究概要 |
本年度の研究実施計画のうち主に次の研究について具体的な成果を得た: ○学習者と指導者間のコミュニケーション支援方法の研究 ・打診音等音情報の学習支援情報システムとしての実現にむけてeラーニングシステムを構築するにあたり二つの方法を提案した.一つは,指導者と同様の打診音を出せているかどうかを指導者に頼らなくても学習できる「打診手技習得」システム.もう一つは,診察するときに必要な打診音を聞く力を鍛えることを目的とした,自学自習の「打診音聞き分け」システムである. ○支援情報の効果的提示の方法と手順に関する研究 非同期型遠隔学習支援システムで学習者が指導者の動作と自己の動作の違いを理解できるように,動作の圧力分布の時系列を効果的に学習者に提示する手法を開発した.本研究においては触診動作を単純化し,右手の掌で平面を垂直に押す動作(触診型動作)を学習支援する動作として設定し,すでに触診型動作における指導者と学習者の圧力分布,およびそれらの差の向きの分布を視覚情報としてAR提示するシステムを開発したが,これらは視線の移動が多く必要であり,圧力分布の変化のさせ方を素早く直感的に理解させるのはやや難しかった.そこで指導者の圧力分布を触覚情報として提示し,指導者と学習者の圧力の差の向き(上下方向)の分布を視覚情報として提示することでこの改善を行った. ○実習訓練環境構築方法に関する研究 スマートフォンを使った遠隔からの作業指示システムを開発・評価した. ○教育プログラムの検討 ・「概念モデリング」のフィジカル・アセスメントスキル学習プログラムへの組み込みをめざして,概念モデリングの導入の効果を検証するために,書道学習に際しての視線計測による分析を行った.
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