研究概要 |
多様な環境の中で,実験観察の様子を確実に,事実に基づいて記録し,教材化することと,更にそれらの多視点映像教材を用いた授業や自己学習教材としての利用方法等の総合的な教材化の開発を目的とし,その基礎研究として以下のように多視点映像教材の撮影,管理,提示の方法について次のような計画で研究した。 1.多視点映像学習教材(デジタルコンテンツ)の調査研究 多様な環境の中で,実験観察の状況を確実に,事実に基づいて記録し,教材化することと,更にそれらの多視点映像教材を用いた授業や自己学習教材としての利用方法等の総合的な教材化の調査研究をした。 (1)動画映像・静止画映像におけるデジタルコンテンツ教材の動向 (2)多視点同時撮影技術の基礎調査 多視点教材について、インターネットなどで調査し、遠隔教育における表示映像の違いが理解度に与える影響に関する調査を実施した。 2.多視点映像学習教材の作成 小学校のいくつかの学習教材を中心に多視点動画で撮影し,学校教育における教材として利用することを目的として、下記のようなスケジュールでいくつかの教材を撮影し、一部は教材化し、評価委員会にて評価改善し、教材としての完成度を高めた。 (1)跳び箱運動教材の多視点教材化【運動教材】 ・1月19日:岐阜女子大学体育館で跳び箱教材の撮影 ・2月9日:高山市教育委員会にて教材評価委員会開催 ・3月1日:岐阜県スポーツ科学トレーニングセンターにて、跳び箱教材の撮影 ・3月10日:山県市高富小学校にて、跳び箱教材の撮影 (2)小学校理科実験教材の多視点教材化【実験教材】 ・2月17日-18日:岐阜県先端科学技術体験センターにて、理科教材の撮影 (3)授業教材の多視点教材【授業研究】 ・3月10日:山県市高富小学校にて道徳の授業の撮影とインタビューの撮影 (4)伝統文化教材の多視点撮影【伝統文化】 ・11月22日-24日:沖縄教育カレッジにて、沖縄の獅子舞とエイサーの撮影
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