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2008 年度 実績報告書

脳画像の適正な社会的使用のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 20300285
研究機関名古屋大学

研究代表者

戸田山 和久  名古屋大学, 情報科学研究科, 教授 (90217513)

研究分担者 唐沢 穣  名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (90261031)
飯高 哲也  名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (70324366)
八田 武志  関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (80030469)
大渕 憲一  東北大学, 文学研究科, 教授 (70116151)
キーワード科学技術社会論 / 脳・神経 / 倫理学 / 社会心理学 / 科学コミュニケーション
研究概要

本研究は、fMRI、PET、MEGなどの脳画像技術のもたらしうる社会的・倫理的・法的問題を解決し、これらの技術と社会との望ましい関係を構築することを目的として、脳画像が責任帰属に与える心理的影響を調べる実験を中心としたいくつかの調査の結果に基づいて、脳画像の司法の場における適切な使用のあり方の提言と、脳画像についての基本的知識を市民に伝えるコミュニケーション・プログラムの開発を行っている。本年度は具体的には以下のプロジェクトを遂行した。
脳画像技術の発展がもたらしうる社会レベルでの問題および倫理的問題についての文献調査と欧米の先進的研究者への聞き取り調査、ワークショップ等への参加を通じて情報を収集し、論点を整理した。研究者への聞き取り調査は、専門と人的ネットワークに応じて分担して行う。えられた知見を、戸田山が中心となって論点整理した。
脳画像の責任帰属に対する心理的影響を明らかにするための実験を21年度に実施する計画であるが、そのための実験計画を策定した。そのために、数度のミーティングを実施し、実験の方法と分析手法、質問紙の作成方針について議論し、それらを確定した。また、実験のロジスティクスを検討する中で、研究分担者の追加が必要と判断したため、21年度より、八田武俊氏を分担者に追加することとした。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 心の科学におけるモデルと還元2009

    • 著者名/発表者名
      戸田山和久
    • 雑誌名

      人工知能学会誌 24(2)

      ページ: 260-267

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Cultural specificity in amygdala response to fear faces2008

    • 著者名/発表者名
      Chiao J Y, Iidaka T, Gordon H L, No
    • 雑誌名

      Journal of Cognitive Neuroscience 20(12)

      ページ: 2167-2174

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 中高年者の自己効力感が高次脳機能の維持に及ぼす影響2008

    • 著者名/発表者名
      岩原昭彦, 八田武志, 伊藤恵美, 永原
    • 雑誌名

      人間環境学研究 6

      ページ: 65-74

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 集団の行為に対する意図性認知-自由記述による説明内容の分析2008

    • 著者名/発表者名
      寺前桜, 唐沢穣
    • 雑誌名

      人間環境学研究 6

      ページ: 35-41

    • 査読あり
  • [図書] 葛藤と紛争の社会心理学2008

    • 著者名/発表者名
      大渕憲一(編)
    • 総ページ数
      147
    • 出版者
      北大路書房

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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