研究課題
基盤研究(B)
有明海の透明度は30年間にほぼ全海域で上昇し、平均的に約50%も上昇した。また透明度の上昇した海域では顕著な赤潮の発生数の増加が起きていた。透明度は表層の無機懸濁物とクロロフィルaとで定量的に表すことが出来、上記の透明度の上昇は10mgL^<-1>もの懸濁物の減少によると推測できた。また一次生産量は有光層深度に比例し、透明度の増加の割合はそのまま一次生産の増加の割合に相当すると推測された。これらのことは、透明度の上昇が、有明海での赤潮の増加の原因の一つであることを強く示唆している。
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