研究概要 |
石英製ロータリキルン反応装置を使用し、高温燃焼雰囲気からの冷却ゾーンの温度域で、Pb,Cd,ZnおよびCu金属元素と共存ガス中のSO_2、HCl、H_2Oなどとが反応し、温度の高い方から硫酸塩、塩化物の順に気相析出(過冷却)の競争反応がおこり、種々の粒子状浮遊物質が発生するとともに、共存する金属元素と非金属元素とのモル比によって、気相析出微粒子の化合物形態が異なり、その結果として毒性が変化することを明らかにした。また、気相析出する金属種の化合物の予測を、熱力学データベースを利用した擬平衡反応器を組み込んだプロセスシミュレータ(FactSage/Chemapp/Intel Fortran)を開発した。
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