研究課題/領域番号 |
20310083
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
猿渡 康文 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (00292524)
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研究分担者 |
牧本 直樹 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (90242263)
西尾 チヅル 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 教授 (80241769)
佐藤 忠彦 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 准教授 (40400626)
倉橋 節也 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 准教授 (40431663)
大木 敦雄 筑波大学, ビジネスサイエンス系, 准教授 (20160434)
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研究期間 (年度) |
2008-04-08 – 2013-03-31
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キーワード | 情報伝播・拡散 / モデル化 / 消費者行動 / 投資行動 / オピニオン形成 / ウイルス拡散 / コンテージョン / マルチエージェント |
研究概要 |
ソーシャルネットワークを通じた情報の拡散・伝播など、現代社会においては、物理的な距離を超えて瞬く間に世界中に広がる社会的なイベントが数多く存在する。本研究は、このような社会的なイベントを「情報」と捉え、その情報が参加者の相互依存の関係が内包されるネットワークやマーケットなどの環境において、時間的推移を伴って拡散・伝播するメカニズムを明らかにすることを目的としている。本年度は、マーケティング、情報通信ネットワークおよび株式・通貨の各領域において取り上げた課題や現象に対する領域固有の研究成果を総括するとともに、マイクロ・マクロの各側面でのモデルの精緻化・深化をはかった。加えて、得られた知見の抽象的なレベルでの共有化と統合化をはかった。さらに、2013年1月8日、9日に、研究成果の報告を兼ねたシンポジウム「情報伝播のメカニズム分析」を企画し、筑波大学東京キャンパスにおいて開催した。14件の研究発表と延べ30名を超える参加者を迎えることができた。領域を超えて研究者が集まることで、研究成果の共有・情報交換が可能となるとともに、領域横断的な新たな研究課題の創出もなされた。 (マーケティング領域)重点課題「個人投資家の投資行動」を中心に研究を深掘りし、情報の送り手を対象に、個人の特異性と個人間の共通性を加味した分析を行い、その特徴を抽出した。ベイズ理論を援用することで、その特徴の抽出ばかりでなく説明力の向上をはかった。(情報通信ネットワーク領域)重点課題「インターネットをベースとしたオピニオン形成プロセス」に関して、構築したモデルの検証ならびに精緻化をはかった。 (株式・通貨領域)重点課題「機関投資家の投資行動による”Contagion”」に関して、価格情報の伝播を加味した理論モデルの精緻化をはかった。 各領域で得られた成果は論文としてまとめ、投稿する予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
理由
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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