研究概要 |
前年度の予備的調査に基づき本研究の最も主要課題である14の製品・サービスを対象としてCS関連指標(CS、知覚品質、知覚価値、事前期待、再購買意図、ロコミ、スィチングコスト等)および個人のもつ文化(不確実性回避指標、個人主義指標)、幸福感等の測定を、世界8ヶ所での本調査を行った。CSに関する総サンプル数は50,000以上に及ぶ。わが国では、首都圏に加えて名古屋地区、富山地区を重点的に対象とし、さらに折からの経済危機に遭遇したことから経済状況(景気期待感)の短期的な影響を観測するのに絶好な機会であることから、予備的に実施していた危機前、そして本格調査の危機後2009年4月に加えて、そして2009年10月-12月にも追加的な調査を行った。海外では中国(北京、上海、重慶)に加えてウィグルの地域を対象、加えてボリビアで2地区、そしてタイ、フランス、米国、ドイツで1地区の調査を2009年12月までに完了した。現在、これらのデータを約10のサブテーマで分析を実施、随時学会発表や投稿準備をしている。同時にこれまでの成果として、平成21年度には8編(内6編が国際ジャーナル)の査読付論文、3編の総説、1冊の本を出版した。
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