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2008 年度 実績報告書

係留型情報気球による地域防災力強化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20310091
研究機関北海道大学

研究代表者

小野里 雅彦  北海道大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (80177279)

キーワード係留気球 / 地域防災 / 災害情報
研究概要

本研究では, ヘリウムガスを充填した係留気球に各種情報機器を搭載し, 100m〜150mの上空から災害情報の収集・中継・配信を行うシステムInfoBalloonを開発し, それによって被災したコミュニティの災害への対応力を強化することを目的にしている.
平成20年度においては, 防災関係者ならびにフィールド系の研究者との意見交換を通じて, 係留気球に求められる性能や制約条件を検討した.
次に, すでに開発を行ったInfoBalloonの3号機を改良するとともに, より簡便な取扱を可能とするInfoBalloonの4号機を設計し, 製作を行った. これによって従来3名が必要であった作業者の人数を2名にすることができる.
性能評価に関しては, せたな町の牧場で係留評価実験を行った. この実験によって係留の機械部分の強度不足と, 気球本体の内圧を高めるバロネット展開に課題が見つかり, それに対処をする改良を行った.
また, 安全な係留を実現するため自動昇降機構の検討を行い, それを自動起動するために必要となる風速計と雷センサーからなる気象条件モニタリング装置の設計と試作を行った.
研究成果の公表等に関しては, 学術会議での研究発表に加えて, 総務省消防庁が実施した消防防災ロボット・高度な資機材等の研究開発・実用事例のコンテストに出展し, 消防庁長官賞(優秀賞)を受賞している. また, 労働安全に関する国内最大の見本市である緑十字展2008に併設の防災展にも出展》し, 企業の安全関係者との意見交換を行っている.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 その他

すべて 学会発表 (3件) 備考 (1件)

  • [学会発表] 災害用係留型情報気球InfoBalloonの開発-現代版火の見櫓の実現を目指して-2008

    • 著者名/発表者名
      小野里雅彦
    • 学会等名
      第9回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会
    • 発表場所
      岐阜市
    • 年月日
      2008-12-06
  • [学会発表] Three Research Projects on Field Informatics: 4D Modeling, GAREKI and InfoBalloon2008

    • 著者名/発表者名
      Masahiko Onosato
    • 学会等名
      HU-SNU GCOE Collaborative Workshop on Convergence Technology for Intelligent Systems
    • 発表場所
      札幌市
    • 年月日
      2008-11-07
  • [学会発表] 災害用情報気球InfoBalloonによるフィールド情報支援の検討2008

    • 著者名/発表者名
      小野里雅彦
    • 学会等名
      2008年度精密工学会北海道支部学術講演会
    • 発表場所
      旭川市
    • 年月日
      2008-09-06
  • [備考]

    • URL

      http://dse.ssi.ist.hokudai.ac.jp/-onosato/InfoBalloon/

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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