研究課題/領域番号 |
20310097
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
白川 功 兵庫県立大学, 大学院・応用情報科学研究科, 教授 (10029100)
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研究分担者 |
稲田 紘 兵庫県立大学, 大学院・応用情報科学研究科, 教授 (20028393)
有馬 昌宏 兵庫県立大学, 大学院・応用情報科学研究科, 教授 (00151184)
西村 治彦 兵庫県立大学, 大学院・応用情報科学研究科, 教授 (40218201)
川向 肇 兵庫県立大学, 大学院・応用情報科学研究科, 准教授 (30234123)
水野 由子 兵庫県立大学, 大学院・応用情報科学研究科, 准教授 (80331693)
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キーワード | 社会の防災力 / 災害時要援護者 / 地域情報共有基盤 / 災害時要看護者支援 / 機微情報保護 / 避難者災害ストレス軽減 / 地域住民避難支援 / 地域SNS |
研究概要 |
パンデミックも含む災害時要援護者支援情報システムについては,過去2年間の研究成果を踏まえ、事前登録に同意した住民の個人情報を電子地図上に居所と対応づけて登録し、QRコードを活用して避難所への避難の完了・未宗了をデジタル地図上でリアルタイムに確認できるシステムの完成度を高め、さらにWiFiルーターを利用して複数の避難所から遠隔の災害対策本部へ伝送できるシステムへと拡張し、兵庫県三木市の総合防災訓練において実証実験を行い、参加者へのアンケート調査で有効性を検証した.また、専門の知識や技能を持たない地域住民でも操作ができるように、加えて電話番号のような身近な識別番号の利用可能性を検証するために、兵庫県三木市細川地区の避難訓練で避難支援システムの改良版の実証実験を行い、一方、要援護者である人工透析患者の支援のために、災害時患者カードデータベースシステムを構築し、必要時における被災患者の治療情報の登録・閲覧を可能とするシステムを構築し、関係者に評価してもらうことで、各システムの有効性を確認した。機微情報利用の個人情報保護との関係については、初年度の三木市での住民意識調査データを詳細に解析して、地域住民が機微情報を自ら扱うことの可能性を示した。 避難所での避難者への措置については、災害ストレスが災害トラウマにどのように影響するかを情動刺激下の脳波および脈波の測定から明らかにすることを試みた。また、災害時の避難所への避難経路の安全性の確保と情報共有を推進するためのロケーションベースサービスを用いた支援システムを構築するとともに、災害関連の報道記事をデータベース化して、避難活動の必要性を啓蒙し、避難に関する知識をSNSを使って住民間で共有するためのシステムのプロトタイプも構築した。 3年間の研究の総括として、1月15日に研究成果発表報告会を開催し、研究成果を社会へ還元することを試みた。
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