• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

日本の生命倫理諸議論における基礎的概念の再検討に基づく生命倫理論の構造化

研究課題

研究課題/領域番号 20320006
研究機関熊本大学

研究代表者

高橋 隆雄  熊本大学, 大学院・社会文化科学研究科, 教授 (00145278)

研究分担者 田中 朋弘  熊本大学, 文学部, 教授 (90295288)
八幡 英幸  熊本大学, 教育学部, 教授 (70284718)
田口 宏昭  熊本大学, 文学部, 教授 (20040503)
浅井 篤  熊本大学, 医学薬学研究部, 教授 (80283612)
北村 俊則  熊本大学, 医学薬学研究部, 教授 (30146716)
キーワード生命倫理 / 三層化 / 日本の生命倫理 / 生命倫理議論の構造化
研究概要

基本的な文献・資料の収集を行うとともに、「研究実施計画」で記した三点についての検討を実施した。すなわち、1.生命倫理の指針や議論から基礎的概念・原理、中間的実践的原理、具体的適用場面の三層に相当するものを抜き出し整理する。2.基礎的レベルの明確さや三層の関係の単線性、複線性等に着目しつつ三層間の関連を探る。3.基礎的レベルの明確さ・不明確さ、三層の関連の明確さ・不明確さ等の理由を探究する。平成20年度は特に生命倫理関連の各種指針を中心に整理をした。
平成20年度にはグループごとの個別的会議のほかに3回の全体会議を開催した。ここで、各領域での検討を総合的に考察し、各領域から出された問題点・課題を整理することができた。メンバーの専門領域と本研究での研究領域はレベルが異なるため、この全体会議は生命倫理議論の構造化にとって必須の会議と位置づけられているが、実際に活発な議論が展開され、三層構造の特に中間の層についてはさらなる構造化が必要ではないかという、今後の研究計画にとって重要な見通しが得られた。また、「研究実施計画」通りに3回の全体会議のうちの2回は翌日あるいは同日にシンポジウムを開催した。いずれも本研究のメンバーが中核となって研究成果を公表した。なお、年末に開催した第2回目のシンポジウムは本研究のメンバーを中核に各国からの研究者が参加する「国際シンポジウム」であった。これらの成果を平成21年度の活動に活用するため、年度末に各メンバーは報告書を提出し、研究代表者が取りまとめ整理を行った。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2009 2008

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 「患者」から「患者様」へ-ケアの論理-2009

    • 著者名/発表者名
      高橋隆雄
    • 雑誌名

      先端倫理研究 4巻

      ページ: 1-11

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 遺伝子診断の生命倫理2009

    • 著者名/発表者名
      松田一郎
    • 雑誌名

      小児科医療 72巻

      ページ: 157-162

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Qualitative Research on Clinical Ethics Consultation in Japan : The Voices of Medical Practitioners2008

    • 著者名/発表者名
      Atsushi Asai
    • 雑誌名

      General Medicine Vol. 9

      ページ: 47-55

    • 査読あり
  • [学会発表] 日本の生命医学倫理を考える2008

    • 著者名/発表者名
      松田一郎
    • 学会等名
      日本医学哲学・倫理学会
    • 発表場所
      北海道大学
    • 年月日
      2008-10-25
  • [図書] 生命という価値-その本質を問う-2009

    • 著者名/発表者名
      高橋隆雄(編著)
    • 総ページ数
      334
    • 出版者
      九州大学出版会

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi