「中国イスラム哲学」の形成は大概明代中期頃である。この「中国イスラム哲学」という研究対象は従来ほとんど知られておらず、中国哲学の専門家にもあまり知られていない。本研究は中国イスラム哲学の形成期について、周辺事情を含めて、詳細な研究を行う。20年度はそのための活動として、 (1)明清東西思想交渉研究会開催第16回(平成20年6月14日・筑波大学人文社会系棟):内容:『朱子語類』読書会(1)/第17回(平成20年8月5日〜8月6日・国民宿舎「奥浜名湖」):内容:『朱子語類』読書会(2)/第18回(平成20年11月16日・常磐大学O棟315教室):内容:『朱子語類』読書会(3)/第19回(平成20年11月27日・筑波大学人文社会系棟):内容:和久希「隠喩の確立:『文心雕龍』に至るまで」/第20回(平成20年12月23日・筑波大学人文社会系棟):内容:『朱子語類』読書会(4)/第21回(平成21年2月14日・香川大学教育学部本館):題目:『朱子語類』読書会(5) (2)中国におけるイスラム思想史跡調査・長崎県における南蛮船渡来地等の調査平成20年6月29日〜7月2日・井川義次(中華人民共和国北京市)平成21年2月20日〜2月22日・堀池信夫(中華人民共和国北京市)平成21年3月21日〜3月22日・堀池信夫(長崎県南島原市)を実施した。
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