研究課題/領域番号 |
20320017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
思想史
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研究機関 | 中部大学 |
研究代表者 |
大山 誠一 中部大学, 人文学部, 教授 (90410670)
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研究分担者 |
曾根 正人 就実大学, 人文科学部, 教授 (70368695)
吉田 一彦 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (40230726)
脊古 真哉 名古屋市立大学, 人文社会系研究科 (20448707)
増尾 伸一郎 東京成徳大学, 人文学部, 教授 (60183943)
八重樫 直比古 ノートルダム清心女子大学, 文学部, 教授 (50102984)
嘉原 優子 中部大学, 人文学部, 教授 (70333169)
本田 恵美 中部大学, 人文学部, 講師 (90454363)
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連携研究者 |
小口 雅史 法政大学, 文学部, 教授 (00177198)
榎本 淳一 工学院大学, 工学部, 教授 (80245646)
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研究期間 (年度) |
2008 – 2010
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キーワード | 思想史 / 中国哲学 / 美術史 / 仏教学 / 聖徳太子 |
研究概要 |
本研究の成果は、次の3点に要約できる。第一は、関連するあらゆる史料の分析により、聖徳太子の実在性は否定されることである。その人物像は、720年に編纂された『日本書紀』の中で創作されたものである。第二は、その人物像が創作された目的であるが、古代国家および天皇制の成立と深く関わっている。第三に、奈良時代以後の聖徳太子信仰の成立には、光明皇后と鑑真の役割が大きく、両者によって信仰の基礎が作られた。また、平安時代になり『聖徳太子伝暦』という詳細な文献が成立し、それが絵画化されることにより信仰が大きく発展したこと。さらに鎌倉時代には、浄土真宗を担い手として展開したことを明確にした。
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