研究課題
基盤研究(B)
この研究は、本科研費研究期間の開始以前に既に収集が終了していた日本人英語学習者の話し言葉及び書き言葉のコーパスを更に精査し、その語彙、構造、談話の特徴を分析し、特に語用論的運用力の発達について、他の文化圏の英語学習者の場合と比較対照を進めるものである。書き言葉については、ICLE(International Corpus of Learner English)の標準化されたフォーマットに従って学習者から集めた英語の作文を、トピックや長さなどの規準に従って整理する。また、話し言葉についてもLINDSEI(Louvain International Database of Spoken English Interlanguage)の標準化されたフォーマットに従って、英語のインタビューを録音した資料の整理を更に進める。これらのデータを基に、エラータグ付き日本人コーパスを作成する。また、ICLE、LINDSEI参加国の様々な母語を背景としたコーパスと比較し、日本人英語学習者の英語運用能力の特徴を検討する。そして、英語母語話者のデータであるLOCNESS(Louvain Corpus of Native English Speakers)と日本人学習者の語用論的運用力に関する対照研究を継続する。加えて、ICLEのエラータグ付き日本人サブコーパスを利用して、大学生がWeb上で利用できる学習ツールの作成にも取り組む計画である。
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英語教育 59巻2号
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学苑 833号
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Current Trends in Contrastive Linguistics : Functional and Cognitive Perspectives, Studies in Functional and Structural Linguistics 60 (Amsterdam : John Benjamins)
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http://learner-corpus.cms.drecom.jp/