研究課題
基盤研究(B)
本研究は、語彙意味論モデルと構文研究を基に語彙情報と事象構造の融合に関する日英語の比較対照研究を行うものである。中心課題は次の3つに集約される。(1)生成語彙意味論によるレキシコン研究の推進。生成語彙意味論モデルのクオリア(語彙情報)が事象構造の解釈をどのように決定するかという問題の解決を目指す。(2)言語における主観性(subjectivity)問題の解明。主観性が事象構造の解釈(例えば、心理状態述語など)にどのように影響するか。そして、構文選択にどのように影響するか。(3)語彙化・文法化における語彙情報と構文の融合についての新たな提案。語彙情報が構文に融合しさらに文法化していく過程には、類型論的に捉えるべき普遍性があることを示す。
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日本語学 Vol.29-11
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Lingua 120
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Linguistic Typology 14/1
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語彙の意味と文法(由本陽子・岸本秀樹編)(くろしお出版)
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Rethinking Grammaticalization : New Perspective for the Twenty-first Century (Lopez-Couso, M.J., E.Seoane (eds.))(John Benjamins)
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