本研究は、日本人学習者の外国語のコミュニケーション能力向上を目指して、ICT(情報通信技術)、特に先端的な音声・言語情報処理技術を利用した次世代知的CALL(コンピュータ支援型語学教育)やe-ラーニングを含む応用言語学的研究を展開し、国際化時代に有効な会話主体の外国語教育支援システムを開発することを目的としている。近年の社会の国際化や高度情報化に伴って益々高まる傾向にある、外国語会話に対する社会の関心に対応し、かつ、大学を含む高等教育機関における人件費抑制の傾向や、外国語教育課目に必要な教員増が俄かには望めない現状、非常勤講師の削減が進む現状への対応をはかる事も目指している。初級や初中級レベルで、会話教育指導がインタラクティブに可能で、ある程度自動化を図ることができるコンピュータ支援型教育(CALL)やe-ラーニングを導入して、各学生のニーズや自律学習(自学自習)への意欲に応じた指導を行うことを目的としている。
|