米国3都市の国際空港での交信録音を実施し、録音音声から約8万語分のトランスクライブを行った。実際の交信の会話速度を知るため、4000以上の通信の会話速度を分析した。また、航空英語の交信速度との比較のため映画やニュース、その他のメディアでの会話速度を計測分析した。これらの分析センテンス数は1万を超える。速度と聴き取り能力の調査は時間不足から実施できなかったため来年度に回す予定である。 航空機事故など想定外の事態がおきた場合にスムーズなコミュニケーションをとるための訓練システムを開発するに先立ち、国内外の事故やインシデントを調査した。そしてそれらを分類しシミュレータ用の素材作成を開始した。主にイラストや写真の準備と、シナリオの用意である。
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