研究課題/領域番号 |
20320085
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
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研究分担者 |
筒井 英一郎 広島国際大学, 国際交流センター, 専任講師 (20386733)
近藤 悠介 立命館大学, 言語教育センター, 専任講師 (80409739)
大和田 和治 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (00288036)
上田 倫史 目白大学, 外国語学部, 専任講師 (30343627)
杉田 由仁 山梨県立大学, 看護学部, 准教授 (70363885)
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キーワード | ict / 異文化交流 / 英語能力自動測定テスト / ソーシャルスキル / 遠隔授業 / 個人要因判定システム / 学習動機測定 |
研究概要 |
ICTを活用した1対1対応の授業は、早稲田大学と清華大学、大連理工大学、大連交通大学、大連外国語学院、高麗大学、延世大学、淡江大学、台南科技大学とが行い、多地点遠隔には、デラサール大学、復旦大学、高麗大学、韓南大学、南ソウル大学、文藻外国語学院、香港バプティスト大学が参加した。9月5日と6日に1対1対応のICT授業の担当者が早稲田大学に集合し、授業分析を全員で行った。研究代表者と分担者は学習者の自律性の発達についての調査と分析を発表した。韓国、中国、台湾の参加大学でも、異文化ソーシャルスキルと自律性を高める学習者動機の研究を2010年度に開始し、参加者は少なかったが、分析を行った。外国語メディア学会の50周年記念大会(横浜フロンティア高校)では、高麗大学と台南科技大学と会場を結び、多地点のICT会議を実践するとともに、教育実践の成果を報告した。第15回PAALでは、14本の研究発表を行った。また、7月と12月には異文化交流に参加している学生の発表会「国際学生会議」を開催した。多地点の授業については2011年2月にはシンガポールRELCで合同ワークショップ開催し、授業実践の見直しと分析結果の発表も行い、早稲田大学の国際ワークショップ開催基金を得て、JACET-ICT Research and Practice 2010(360ページ)に今年度の活動のまとめを掲載した。ICT活用授業のモデル化、異文化間ソーシャルスキルの尺度も改良した。英語コミュニケーション能力の進歩を測定する自動採点テストについては、音読テストは完成し、DCTによるテスト項目は初級と準中級が完成したので、中級から上級のテスト項目をオンライン上で検討し、精度を確認することが2011年度の研究目標となる。研究成果は国内外の学会で発表した。
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