研究課題/領域番号 |
20320085
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
中野 美知子 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (70148229)
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研究分担者 |
筒井 英一郎 広島国際大学, 国際交流センター, 専任講師 (20386733)
近藤 悠介 早稲田大学, オープン教育センター, 助教 (80409739)
大和田 和治 東京音楽大学, 音楽学部, 准教授 (00288036)
上田 倫史 駒澤大学, 総合教育研究部, 専任講師 (30343627)
杉田 由仁 山梨県立大学, 看護学部, 准教受 (70363885)
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キーワード | ict / 異文化交流 / 英語能力自動測定テスト / ソーシャルスキル / 遠隔授業 / 個人要因判定システム / 学習動機測定 |
研究概要 |
IT技術の発達に伴い、自国にいながら世界の若者たちが話し合い、お互いの理解を深めることが可能になっている。しかし、英語が世界の共通語として世界人口の4分の一が英語を使用している現在でも、英語による異文化交流の意義は理解されているものの,多くの大学では教室授業のカリキュラムに入っていないのが現状である。国内外の大学間協調を目指しながら、Information and Communication Technology(ICT)の発展に見合った英語教育の方法の開発と評価に取り組むことは21世紀の課題であり、授業モデルを提案した。英語を日常で使用していないEFLの日本人大学生に英語学習の本来の目的を理解させ、アジアを含む世界の若者たちとの交流をはかり、「自国の社会や文化を英語で説明できる」「相手国の社会や文化を生の声を通して知る」「英語で専門分野を討論できる」など、ICT活用は大学での英語教育の理想を実現できるものとなった。内外のIntercultural Communication研究の多くは事例の解釈が主流で、尺度としての信頼性や妥当性は検証されていない。本研究では、異文化対応能力は異文化間ソーシャルスキルと捕らえ、菊池(2007)やGoleman(1995)、Lopes等(2005)佐々木等(2007)の尺度を参考に、下位項目にコミュニケーションスキル、問題解決スキル、感情処理のスキル、課題遂行の際の目標設定や計画性のスキル、対人関係の調整と状況への柔軟な対応(Communication Accommodation Skills)、論理的な思考の上達を計測できる評価方法を考察し、実証した。異文化間ソーシャルスキルとは英語コミュニケーション能力と深く関係しているので、本研究では、コミュニケーション能力の測定も研究課題であった。
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