研究概要 |
2008年度、2009年度の末に集めたYTKスピーキングテストデータを分析し、(1)このテストの妥当性と信頼性の検証をし小学校英語教育学会で発表した。(2)スピーキングテスト結果からよみとれる小学生のコミュニケーション能力についてまとめ、指導へいかせる示唆とは何かを考察した(児童教育学会での発表と論文投稿)。 小学校英語本格実施が初めての学校の教育実践を援助することを通してカリキュラム、教材、教授法の整備を行った。その際に『小学校学習指導要領解説』や『小学校外国語活動研修ハンドブック』に述べられている方針を参照し、また『英語ノート』がどのように使用できるか、また各校の状況に合わせてどのように調整を加えていけばよいのかについても検討し、その成果を2009年12月23日に公開研究会を開催することによって公開した。その時の発表内容は報告書としてまとめた(『小学校英語活動必修化のためのカリキュラム,教材,教え方公開研究会報告書』2010年3月発行)。 協力校の校区にある中学校でも観察をおこない、小中連携めためのカリキュラム、教材、教授法の調整のための、学習動機や英語学習の達成度自己評価を含む質問紙データを収集した。詳細な分析と発表は次年度に行う予定である。 私立の小学校についてもその学校の成果検証を行った。それぞれ授業記録や成果をまとめた。
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